モレリア市(カケタ州)に子ども・青少年向け図書館を寄贈
令和4年8月10日


8月4日(木)、在コロンビア日本国大使館は、モレリア市(カケタ県)において児童図書館の供与式を行いました。
供与式には、ホセ・イグナシオ・アルゴテ文化副大臣、在コロンビア日本大使館赤松一等書記官(開発協力班長)、ディアナ・レストレポ コロンビア国立図書館長、エルナン・フロレス・ケジャル モレリア市長、そして多くの市民が出席し、喜びを分かち合いました。
新図書館には、図書閲覧スペース、遊戯スペース、パソコン利用スペース等があり、現在このような施設を利用できない子ども及び青少年に快適な学習環境を提供するとともに、技術的ツールに触れ、地域特有の文化に触れることのできる場所となることが期待されます。本プロジェクトの実施のため、日本大使館から76,096米ドルの資金が援助され、年間約3,700人が恩恵を受けることになります。
供与式において、アルゴテ文化省副大臣から、「日本政府は、読書の習慣を促進するために図書館を拡大するというコロンビアの大きな目標に対し、約20年にわたり支援してくれている素晴らしい同盟国である。」との発言がありました。また、フロレス市長は、「日本政府による重要な施設整備であり、本市の子ども及び若者にとって知識の宝庫となる。」と強調しました。日本大使館の開発協力班長は、「本図書館の建設に対する我々の支援は、地域社会の夢を実現し、教育及び研究の場を提供するとともに、地域社会の統合へと繋がるものである。」と述べました。
本プロジェクトは、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたもので、本協力は、保健、教育、インフラ等人間の安全保障のためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対し、資金援助を行うものです。