キブド市の学校に浄水処理設備を供与

令和4年10月27日


10月18日(火)、当館館は、キブド市中等女学校に浄水処理設備を設置するプロジェクトの供与式を行いました。

式典には、当館の赤松一等書記官(開発協力班長)、キブド市のマルティン・サンチェス・バレンシア市長、キブド市教育局のエルビス・コルドバ・アランゴ局長、コロンビア人間開発財団(FUNDESARH)のオルランド・カスティブランコ・デアルテ地域交流部長、本学校の代表者、地域住民等が出席しました。

このプロジェクトは、雨水を適切に処理し、衛生状態を改善することで、生徒、教師及び従業員が安全な飲料水を確保でき、汚染された水の摂取による病気のため学校を欠席する生徒を減らすことを目的としています。

プロジェクトの実施に当たり、当館は浄水処理設備、原水及び処理水の貯蔵タンク、水飲み場及び調理場の改修費用として、45,573米ドル(約1億2300万ペソ)を支援しました。本プロジェクトにより、主にアフリカ系住民や先住民コミュニティの1,274人の少女が恩恵を受けることになります。

当館の開発協力班長から、「この設備により、胃腸病や子どもの栄養失調を減らし、より良い環境で学業に励むことができるようになるなど、学生生活に良い変化が生まれるでしょう。」と挨拶し、これに対してキブド市長は、「私たちは、キブド市の人々のために力を合わせなければなりません。この施設の少女たちに飲料水を提供することを支援いただいた日本に感謝します。彼女たちの日々の活動において一層の能力向上が可能になります。」と述べました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。