チョコ県の子供たちへ安全な飲料水を提供
令和4年10月27日
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10月19日(水)、当館は、チョコ県ウニオン・パナメリカーナ市、イスミナ市及びコンドト市の3教育施設に浄水処理設備を設置するプロジェクトの供与式を行いました。
式典は、ウニオン・パナメリカーナ市で行われ、当館の赤松一等書記官(開発協力班長)、チョコ県教育長のペドロ・フィデル・ウルタド・オレフエラ氏、ウニオン・パナメリカーナ市役所秘書のサンドラ・パトリシア・クイント氏、コロンビア人間開発財団(FUNDESARH)の地域交流部長オルランド・カスティブランコ・ドゥアルテ氏、本学校の代表者及び地域住民らが出席しました。
このプロジェクトは、サン・ホアキン学校(ウニオン・パナメリカナ市)、サン・パブロ・インダストリアル学校(イスミナ市)及びルイス・ロサノ・シピオン学校(コンドト市)において、雨水を適切に処理し、衛生状態を改善することで、生徒、教師及び従業員が安全な飲料水を確保でき、汚染された水の摂取による病気のため学校を欠席する児童・生徒を減らすことを目的に実施されたものです。
プロジェクトの実施に当たり、当館は、浄水処理設備3基、原水・処理水の貯蔵タンク及び水飲み場の整備のため、82,626米ドル(約2億4800万ペソ)の支援を行いました。本支援により2,188人の住民が直接的・間接的に恩恵を受けることになります。
当館の開発協力班長から、「太平洋地域におけるこれらのプロジェクトは、住民、特に子どもたちの健康、発育及び福祉に直接影響を与える非常に重要なものです」と挨拶し、チョコ県教育長は、「子どもたちや地域の人々の飲料水への夢をかなえてくれた日本大使館に感謝します。」と述べました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。