日本はクンディナマルカ県ファカタティバ市の学校における農業技術教育を支援

令和4年11月23日

11月11日、クンディナマルカ県ファカティバ市のポリカルパ・サラバリエータ市立農業技術学校における農畜産技術の向上を図る温室建設プロジェクトにかかる署名式が、クビジョス・ファカタティバ市長代理、サンチェス・クンディナマルカ県国際協力部長、髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、農業生産に関する研究、職業訓練及び技術教育のために、適切に設計・整備された温室の建設を支援するもので、同校の学生の実験室や教室として利用されます。

本プロジェクトの実施に当たり、当館は76,298米ドルの支援を行い、温度調節システム、気象観測システム、バイオマスエネルギー生成システム等を備えた温室を建設するために使用される予定です。本プロジェクトにより、市内の様々な教育機関の生徒、保護者及び周辺住民を含む1,630人の住民が裨益します。

式典において、髙杉大使は、本支援により、施設の利用者は、より付加価値の高い農産物の栽培について学ぶことができるようになり、市民の生活水準の安定及び経済・社会状況の改善につながることを期待している旨述べました。また、クビジョス・ファカタティバ市長代理からは、本市の発展にとって、この支援は非常に重要なものであり、本市での農畜産物生産の能力を強化するため、有効に活用していきたい旨の発言があり、ロドリゲス・クンディナマルカ県国際協力部長からは、日本政府からのこのような協力は本県の発展に資するとして謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。