日本はアンティオキア県トゥルボ市の医療サービス向上に協力

令和4年11月23日

11月11日、アンティオキア県トゥルボ市の医療法人フランシスコ・バルデラマ病院に対する産婦人科用医療機材供与プロジェクトにかかる署名式が、ミジェル同病院長、ベガ・コロンビア国際協力庁ニーズ管理部長代理及び髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、病院の産婦人科における医療サービスの質を向上させ、妊産婦及び胎児・新生児の適切な診断・治療を可能とし、これらの死亡率や妊産婦の疾病率を低下させることを目的とするものです。

本プロジェクトでは、ポータブル超音波検査器、生体情報モニタ、分娩監視装置等の整備のため、当館は60,526米ドルの支援を行い、これにより年間約2,500人の妊産婦及び胎児・新生児に対し適切な医療サービスを提供することが可能となります。

式典において、髙杉大使は、日本として、生物医療機器の提供を通じて、コロンビアの医療システムの改善、特に母子保健の改善に貢献したい旨述べました。また、ミジェル病院長からは、本市は人口に比して多い1日平均7人の出産があり、本支援は母子に対する医療システムを強化するもので、本市の発展のため非常に重要である旨の発言があり、ベガ・コロンビア国際協力庁ニーズ管理部長代理からは、本病院産婦人科への生物医療機器の整備により、日常的に医療サービスを必要とする人々のニーズに応えられるようになることを嬉しく思う旨発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。