日本はアンティオキア県アノリ市のサン・フアン・デ・ディオス・デ・アノリ病院の医療機器整備を支援

令和4年11月23日

11月11日、アンティオキア県アノリ市のサン・フアン・デ・ディオス・デ・アノリ病院におけるレントゲン撮影装置を整備するプロジェクトにかかる署名式が、カルドナ同病院長、ベガ・コロンビア国際協力庁ニーズ管理部長代理、モリナ国土復帰庁国際協力部長及び髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、診断・治療を必要とする患者が本病院でレントゲン撮影を含め適切な診断を受けられるようにするとともに、治療時間を短縮することを目的としています。また、利用者の医療費の削減にもつながるものです。

本プロジェクトの実施に当たり、当館は76,121米ドルの支援を行います。これにより、デジタル・レントゲン撮影装置が整備されることで、年間3,000人の住民が裨益します。

式典において、髙杉大使は、高い技術を備えた医療機材の供与により、コロンビアの遠隔地における医療の向上を支援したい旨述べました。また、カルドナ病院長からは、これまで安全要件を満たさない装置を利用しており、レントゲン撮影装置の整備は急務であったとして、日本政府への謝意が表明されました。コロンビア国際協力庁のベガ・ニーズ管理部長代理からは、本病院を利用する地域住民に対し、適切な医療サービスへのアクセス及びタイムリーな診断の提供を可能とする本支援を喜ばしく思う旨、また、国土復帰庁のモリナ国際協力部長からも、日本政府への謝意が示されるとともに、地域社会のニーズを実現することで格差を無くし、地域の人々に安心をもたらすことができる旨発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。