日本は口唇口蓋裂をもつ子供たちへの治療を支援

令和4年12月14日

12月9日、ボゴタ市のコロンビア・スマイル・オペレーション財団が運営する「口唇口蓋裂治療センター」に耳鼻咽喉科用医療機器を整備するプロジェクトにかかる供与式が、マルセラ・フォレロ・モレノ同財団事務局長、同センターを利用している子ども及びその保護者並びに髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、医療機器の整備により口唇口蓋裂患者の治療能力を強化し、患者ケアの質を改善するとともに、患者が適切かつタイムリーな治療を受けられるようにするためのもので、耳鼻咽喉科手術用顕微鏡、鼻腔計、聴力計等の購入にかかる資金協力を行いました。これにより、年間900人以上の患者が裨益します。

式典において、髙杉大使は、本プロジェクトにより、最高水準の品質及び最先端の技術を備えることで、患者の治療へのアクセスが改善され高い治療能力を有した施設として、本センターの活動がさらに充実することを期待する旨述べました。また、フォレロ事務局長からは、本支援は、我々の治療能力を強化し患者の適切な検査を可能とするとともに、それぞれの子どもに最適な治療法を見つけることに繋がる旨発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。