日本はアンティオキア県プエルト・ベリオ市の道路整備を支援

令和4年12月21日

12月15日、アンティオキア県プエルト・ベリオ市ラ・カルロタ地区-アリカンテ地区間の道路整備プロジェクトにかかる供与式が、グスタボ・メディナ・サパタ・プエルト・ベリオ市長、ウベンセル・ドゥケ・ロハス・マグダレナ川中流域開発・和平評議会(CDPMM)理事、当館の赤松一等書記官(開発協力班長)、本地域住民らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、ラ・カルロタ地区―アリカンテ地区グアシマル間の道路のうち、大雨による被害を受けやすい場所に排水用暗渠を整備し、道路の状態を健全に保つことにより、各地区と市街地間の住民の安全な移動を確保するとともに、特に患者の医療機関への搬送及び本地域で生産された農畜産物の輸送を円滑に行うことを目的としており、本地域の発展及び住民の生活の質の向上に繋がるものです。

本プロジェクトの実施に当たり、当館は16箇所の排水暗渠の整備にかかる資金協力を行いました。これにより、本地域の98世帯の農家520人に加え、本道路を利用する周辺地域の住民が裨益します。

式典において、赤松一等書記官は、暗渠の整備により道路の状況が改善され、本地域で生産された農畜産物を円滑に周辺の消費地まで輸送することが可能になる旨述べました。また、メディナ・プエルト・ベリオ市長からは、この暗渠整備が無ければ道路の舗装を進めることもできなかった。我々にとって非常に重要なプロジェクトの完成を見ることができ嬉しく思う。農村地域に目を向けていただいた日本大使館に心より感謝する旨の発言があり、ドゥケ理事からは、この道路は農畜産物を輸送するための唯一の道路であり、本地域の住民が生計を立てるために非常に重要なものである旨発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。