バジェ・デル・カウカ県ブエナベントゥラ市のサン・ラファエレ医療船に対する医療・情報処理機材の供与
令和5年2月17日
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2月10日、バジェ・デル・カウカ県ブエナベントゥラ市のサン・ラファエレ医療船に対する医療・情報処理機材供与プロジェクトにかかる供与式が、イタロコロンビア・デル・モンテ・タボル財団ポソ代表及び当館の赤松一等書記官(開発協力班長)らの出席の下、行われました。
本船は、太平洋地域(チョコ県、バジェ・デル・カウカ県、カウカ県及びナリーニョ県)の僻地における紛争被害者、避難民、貧困層及び保険が受けられない人々に医療サービスを提供しており、本プロジェクトは、遠くの医療機関にかかる資金のない人々に質の高い基礎的な医療サービスを提供することを目的とするものです。本プロジェクトの実施に当たり、日本政府は診断・治療用の医療機器及び情報のシステム化用の機器を整備する資金援助を行いました。これにより年間延べ約54,000人の人々が適切な医療を受けられるようになります。
式典において、赤松一等書記官は、本プロジェクトにより、本船の社会貢献活動を支援することで、何千人もの人々が質の高い医療を受けられるようになることを喜ばしく思う旨述べました。また、ポソ代表からは、日本の寛大な支援により、太平洋地域の多くの人々が質の高い医療サービスを受けることができるようになり、生活の質の向上につながるものであると本支援に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。