ジャキバ先住民保護区の図書館建設への協力

令和5年3月17日

2月28日、カウカ県インサ市ジャキバ先住民保護区において、図書館建設プロジェクトの供与式が、オルテガ・インサ市長、パハ・ジャキバ先住民保護区長、当館大橋書記官及び多くの住民の出席の下、行われました。

本図書館の開館により、学齢期の子どもたちの読書を促進し、同市の子どもや大人に識字教育の機会を提供するとともに、自由時間を楽しむための場を設けることで地域の治安の改善に寄与することを目指しています。

本プロジェクトの実施にあたり、日本政府は児童図書閲覧スペース、一般学習スペース、パソコン利用スペースを含む図書館建設にかかる資金協力を行いました。これにより、約300人の児童を含む約1,450人の市民が裨益します。

供与式において、大橋書記官は、2003年以降、日本は図書館建設プロジェクトを展開し、現在まで166の市が裨益し、子どもや若者の教育の質を向上させている旨述べました。また、オルテガ市長は、本プロジェクトは教育や文化の強化につながるもので、日本国民への感謝の気持ちを伝えたい旨の発言がありました。パハ区長は、今日、ジャキバ先住民保護区のナサ村において図書館が開館したことにより、多くの民族の知恵や知識が蓄積されることとなる旨強調しました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。