チョコ県の3教育施設に安全な飲み水を提供する支援

令和5年3月21日
               

3月6日、チョコ県のノビタ市、セルテギ市及びタド市の3教育施設に浄水処理設備及び水飲み場を設置するプロジェクトに関する署名式が、高杉大使、バラガン人間開発財団(FUNIDESAR)会長及び裨益する教育施設の校長の出席の下、行われました。

本プロジェクトにより、3つの浄水処理設備及び水飲み場(各教育施設に1つ)が設置され、生徒や学校関係者が衛生的で安全な水を利用できるようになります。また、汚染された水による病気の罹患者数を減らすとともに、健康的で衛生的な学習環境を作ることで学校中退者を減らすことが期待されます。

本プロジェクトの実施に当たり、日本政府は、浄水処理設備及び水飲み場の設置にかかる資金協力を行いました。これにより、約2,600名の児童・生徒、185名の学校職員が裨益します。

式典において、髙杉大使は、本プロジェクトは、住民、とりわけ児童の健康、成長及び福祉に直接資する案件であり、成長に大切な水を提供することによって児童の消化器系の病気や栄養不良に関する数値が改善され、教育現場での衛生的な習慣が身につく意義もある述べました。また、バラガンFUNDESARH会長は、これらの浄水処理設備により、汚染された水道水がもたらす病気による欠席者が学校で減ることを期待する、大使館に支援いただき、これらのコミュニティの生活の質が向上することに感謝する旨述べました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。