ボリバル県カンタガジョ市に対する吊り橋の供与
令和5年3月22日
![]() |
![]() |
3月7日、ボリバル県カンタガジョ市ラ・ビクトリア地区において歩行者用吊り橋の供与式が、サルミエント・カンタガジョ市長、ドゥケ・マグダレナ川中流域開発・和平評議会会長、当館小暮参事官及び多くの住民の出席の下、行われました。
本プロジェクトは、当該地区及び周辺の住民の安全な移動を保証するものです。この新しい歩行者用吊り橋は、市内の児童や若年層他、住民が通学や市中心部へ行くためにセプルトゥラ川を横断する際に利用するものです。また、この交通インフラの強化により、新たなビジネスの余地が生まれ、住民の生活環境の改善につながり、地域の治安向上等に貢献することが期待されます。
本プロジェクトの実施にあたり、日本政府は40mの吊り橋建設にかかる資金援助を行いました。これにより、市民及び周辺住民約1,700人が裨益します。
供与式において、小暮参事官は、このプロジェクトが病院等へのアクセス、生活必需品の供給や商品の輸送といった住民の日常生活の移動が容易になる旨発言しました。また、サルミエント・カンタガジョ市長は、日本国大使館に対し、コミュニティが福祉と経済のために必要とする歩行者用吊り橋を建設したことに対する謝意を述べました。ドゥケ・マグダレナ川中流域開発・和平評議会会長は、この吊り橋は地域の和平と社会的つながりのために建設されたもので、勤勉な日本国民の偉大さを表すものであると述べました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。