アンティオキア県ジョンド市への橋梁の供与

令和5年3月22日
                

3月8日、アンティオキア県ジョンド市ボカス・デル・ハボナル地区において2本の橋梁建設プロジェクトの供与式が、エチャバリア・ジョンド市長、ドゥケ・マグダレナ川中流域開発・和平評議会会長、当館小暮参事官及び多くの住民の出席の下、行われました。

車両が通行可能なこの新しい2本の橋梁は、最大40トンの重量に耐えるもので、地域の交通インフラを強化するものとなります。また、地域住民の学校やさまざまな経済活動へのアクセスを改善するものです。

本プロジェクトの実施にあたり、日本政府は2本の橋梁建設にかかる資金協力を行いました。これにより、特に当該地区から市中心部に移動する住民を含め、市内及び周辺地域の約1,400人の地域住民が裨益します。

供与式において、小暮参事官は、強靱で安全なこれらの橋梁は道路の状況改善にもつながり、どのような季節にも年間を通じて商業地まで農産品を運搬でき、乗客を乗せた車両の移動や病院や学校へのアクセスが改善される旨述べました。エチャバリア・ジョンド市長は、これらの小さな橋梁の建設により他の工事が促進され、また資材の運搬が可能となることで地域への投資が増加し、中央政府や地方政府からの公共事業も得られやすくなる旨発言しました。ドゥケ・マグダレナ川中流域開発・和平評議会会長は、これこそが開発計画と呼ぶにふさわしい性格のプロジェクトであると述べました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。