ナリーニョ県パスト市の大学病院に対する手術用顕微鏡の供与

令和5年3月31日
            

3月16日、ナリーニョ県パスト市のナリーニョ県大学病院に対する手術用顕微鏡供与プロジェクトにかかる供与式が、アルベアル・ナリーニョ県大学病院長、当館の大橋書記官らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、新たな手術用顕微鏡の整備により、病院が安全上の理由から停止していた手術を再開するとともに、患者が質の高い専門医療及び安全・適切な治療を受けられるようになることで、地域の健康が改善され、地域社会の安定と福祉の維持に寄与することを目的とするものです。

本プロジェクトの実施に当たり、日本政府は手術用顕微鏡の整備のための資金援助を行いました。これにより、パスト市の約39万人の市民を含むナリーニョ県の住民に加え、近隣のプトゥマヨ県の住民も裨益します。

式典において大橋書記官は、日本がコロンビアにおいて、人間の安全保障を重視した数多くのプロジェクトを実施してきた旨述べました。また、アルベアル院長からは、日本の支援により、地域の患者に国内の別の病院を紹介する必要が無くなったとして本支援に対する謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。