カルダス県ベラルカサル市の病院における医療サービスの近代化を支援
令和5年3月31日
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3月23日、カルダス県ベラルカサル市のベラルカサル市サン・ホセ病院に対するレントゲン機材等の整備にかかるプロジェクトの供与式が、サンチェス・ベラルカサル市サン・ホセ病院長、当館の小暮参事官らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、最新のレントゲン機材等の整備により医療サービスを最適化し、地域の人々に安全・適切なサービスを安定的に提供することを目的とするものです。合わせて、これまでのレンタル機器の使用に伴うコストを削減する効果もあります。
本プロジェクトの実施に当たり、日本政府はレントゲン撮影機、レントゲン現像機、無停電電源装置等の整備のための資金援助を行いました。これにより、年間約2,000人の市民が裨益します。
式典において、小暮参事官は、日本が草の根・人間の安全保障無償資金協力により、コロンビアで100以上の医療施設における医療機材の整備を支援してきた旨述べました。
また、サンチェス院長からは、本支援のおかげでよりタイムリーで効果的な診断が可能となったことで、パンデミックにおいて多くの命が救われた、また、以前は年間800~1,000枚のレントゲン写真しか撮影できなかったが、新たな機材の整備により年間2,400~2,600枚の写真を撮影できるようになったとして、本支援に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。