カルダス県マニサレス市の病院に対する新生児科医療機器の供与
令和5年12月28日
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12月18日、カルダス県マニサレス市の県立カルダス大学病院に対して新生児科医療機器を供与するプロジェクトの署名式が、トロ同病院長、ロペス同病院新生児科長、ゴンサレス同病院プロジェクト推進部長及び髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、同病院の新生児科に保育器5台を新たに整備することにより、年間約740人の新生児に適切な医療を提供することを目的とするもので、日本政府はこれら機器を整備するための資金援助を行いました。
署名式において、髙杉大使は、日本は、全ての人が必要なときに必要な場所で負担可能な費用で良質な保健医療サービスを受けられるよう、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の実現を目指しており、そのために、これまでコロンビアのさまざまな地域において130を超える保健医療関係のプロジェクトを支援してきた旨述べました。また、トロ院長からは、本プロジェクトにより、患者の受け入れ能力が向上することで、カルダス県及び近隣県の新生児治療の機会が増えるとともに、生理的黄疸、母乳性黄疸等、黄疸のある新生児を可能な限り治療するための新たな生物医学的技術を導入することができるとして、本支援に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。