ボヤカ県ベレン市の児童図書館建設に対する協力
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9月12日、ボヤカ県ベレン市の児童図書館建設プロジェクトにかかる供与式が、ボアダ同市長、マルティネス全国公立図書館ネットワーク技術支援リーダー、当館の小暮参事官及び児童・生徒・住民らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、児童図書館の建設及び同図書館周辺の整備により、基礎教育の強化、児童の文化活動の改善・促進を図り、成人の識字教育の機会を提供することを目的とするもので、日本政府はこれらの整備のための資金援助を行いました。本施設により、児童約1,600 人を含む同市の約7,300 人の住民が裨益することとなります。
式典において、小暮参事官は、日本は子どもや青少年の学習環境を強化し、教育の質を向上させるため、これまで165の自治体において図書館の建設を支援してきた、これは日本の政府開発援助の理念と一致し、SDGsの達成にも資するものである旨述べました。また、ボアダ市長からは、教育が世界を変える手段であることは誰もが良く知るところである、教育を受けられていない子どもはまるで目を閉じられ、方向感覚を失ってしまっている状態である旨の発言があり、マルティネス・リーダーからは、読み書きにかかる公共政策を実践する最善の方法は、基準を満たす質の高い空間及び理想的な図書館サービスの提供を確保することである、日本大使館の支援によりこれまで多くの図書館が建設されてきたとして、日本政府に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。