リサラルダ県ペレイラ市における障がい者支援職業訓練施設の建設に対する協力

令和5年9月25日

9月15日、リサラルダ県ペレイラ市の障がい者施設に、食品産業における訓練を行うための職業訓練施設を建設するプロジェクトにかかる供与式が、マリン・シンデス財団長、当館の金子書記官及び本施設の職員・生徒らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは年間200名の障がい者に食品加工及びパン調理の職業訓練コースを無料で提供し、知識とスキルを習得させることで、障がい者の社会参加の促進、生活水準及び社会的地位の向上を図ることを目的とするもので、日本政府はこのための施設を整備するための資金援助を行いました。

式典において、金子書記官は、日本政府は1989年以来コロンビアの多くの地域において、草の根無償を通じた医療機材の供与、職業訓練施設・機器の整備等により、特別な支援を必要とする人々の生活の質及び社会的地位の向上に協力してきた旨述べました。また、マリン財団長からは、本地域には、障がい者や社会的弱者が、自立した生活を送るための訓練や彼らの能力及び市場の需要に合わせた訓練を受けられる場所が存在しなかったが、本日、この夢を実現させてくれた日本の全ての人々に深く感謝したい旨の発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。