ボヤカ県ティンハカ市の病院に対する医療機材の供与

令和5年9月19日


9月13日、ボヤカ県ティンハカ市のサン・ブラス公共診療所に対する医療機材供与プロジェクトにかかる供与式が、サンチェス同市行政局長、ムネバル同病院長、当館の小暮参事官及び病院関係者らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、産科、内科、歯科等で使用する医療機材一式を整備することで、適切な診断及び治療の提供を可能にすることを目的とするもので、日本政府は、除細動器、保育器等の整備のための資金援助を行いました。本支援により年間延べ約3,000人の同市住民が裨益します。

式典において、小暮参事官は、本支援により、救急治療、産科、内科、歯科等で使用される除細動器、保育器、胎児生体モニター、歯科用X線装置等の機材が整備され、年間延べ約3,000人の市民が適切な診断及び治療を受けられるようになることを期待している旨述べました。また、サンチェス局長からは、小さな市であるにもかかわらず重要な資金を支援いただいた日本政府に心から感謝する旨の発言があり、ムネバル院長からは、これらの医療機材は、我が国の医療体制を強化するもので、本市の効果的な発展に寄与するとともに、利用者とその家族のニーズを満たすより良い医療を提供するだろうとして、本支援に対する謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。