セサール県バジェドゥパール市の病院に対する医療機材の供与
令和5年9月5日
8月28日、セサール県バジェドゥパール市のロサリオ・プマレホ・デ・ロペス病院への医療機材供与にかかるプロジェクトの供与式が、メサ同県知事、ヴァルガス同病院長、髙杉駐コロンビア大使及び病院関係者らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、同病院における医療サービス環境を改善し、ベネズエラ避難民を含む年間約2,960人の住民に適切な医療を提供することを目的とするもので、日本政府は膣内顕微鏡、眼下検査用機材等の医療機材一式を整備するための資金援助を行いました。
式典において、髙杉大使は、これら機材の供与により、ベネズエラ避難民を含む多くの女性が質の高い医療を受けられるようになり、子宮がんの罹患及びそれによる死亡を回避できるようになることを期待している旨述べました。また、メサ知事からは、セサール県民を代表し、国際協力の枠組みにより日本政府が本県に提供した全ての支援に感謝する旨発言があり、ヴァルガス院長からは、日本大使館の支援により医療サービスを改善し、利用者の信頼を回復することができたとして、本支援に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるのためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。