チョコ県リオ・キト市における浄水処理設備設置に対する協力

令和5年10月25日

10月18日、チョコ県リオ・キト市のサン・イシドロ地区及びチグアランド地区に浄水処理設備を設置するプロジェクトにかかる供与式が、モスケラ同市長、当館の大橋書記官及び両地区の住民らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、浄水処理設備の設置により、同地区の2,300人以上の住民に安全な飲料水を提供することで衛生環境を改善することを目的とするもので、日本政府はこれら設備の設置のための資金援助を行いました。

式典において、大橋書記官は、日本は1989年以来、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、社会的弱者をはじめとするコロンビアの人々の生活の質を向上させるため、約780件のプロジェクトに対し、6600万ドル以上を支援してきた。本プロジェクトは、日本が重視している太平洋岸地域の発展に繋がるものであり、SDGsのひとつ「安全な水とトイレを世界中に」の達成にも寄与するものである旨述べました。また、モスケラ市長からは、本プロジェクトは、当初、サン・イシドロ地区のアントニオ・アングル学校のみを対象としていたが、この重要な飲料水及び衛生設備を全住民が利用できるよう、対象地域をサン・イシドロ地区の全コミュニティに拡大したものであり、この非常に重要な支援に我々は心から感謝している、これら設備により約2,300人の住民の生活の質が改善されるとして、本支援に対する謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。