チョコ県内3市の3教育施設における衛生環境改善に対する協力
令和5年10月25日
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10月19日、チョコ県ノヴィタ市、セルテギ市及びタド市の3教育施設に浄水処理設備及び水飲み場を設置するプロジェクトにかかる供与式が、ウルタド・チョコ県教育局長、モレノ・セルテギ市長代理、コペテ・タド市長、パラシオス・マティアス・トレス・パラシオス学校長、モスケラ農業環境技術学校長、カスティブランコ・コロンビア人間開発財団部長、当館の大橋書記官及び両校の職員・児童・生徒らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、浄水処理設備及び水飲み場の設置により、上記3市の2,600人以上の児童・生徒及び185人の職員に安全な飲料水を提供することを目的とするもので、日本政府はこれら設備を整備するための資金援助を行いました。
式典において、大橋書記官は、本設備が日本にとって重要な太平洋岸地域の衛生環境の改善に繋がることを期待している、日本は被供与団体であるコロンビア人間開発財団との提携により、これまでチョコ県内8市における教育施設に浄水処理設備を設置し、数千人の子どもたちの生活の質を向上させてきた旨述べました。また、ウルタド局長からは、日本大使館をはじめとする様々な方々の協力の下本設備が供与され、生徒だけでなく教員や地域社会全般に役立つことに大きな喜びを感じているとして、本支援に対する謝意が表明されました。さらに、モレノ市長代理からは、飲料水は命の源であり、きれいな水を飲むことで身体は健やかに成長し発達する、コペテ市長からは、今ではきれいな水を汲んで学校給食の調理にも利用できるようになった、パラシオス校長からは、本設備を大切にし長持ちさせることは我々一人ひとりの責任である、モスケラ校長からは、本設備は命の維持だけでなく生活の質を向上させるために必要な基本インフラである、カスティブランコ部長からは、日本大使館が我々と共にこれまで整備してきた8基の浄水処理設備のうち1基を本日受け取ることができ大変嬉しく思う、皆様には本供与を大事にするための協力をお願いする旨の発言がありました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。