アンティオキア県サント・ドミンゴ市の児童図書館建設に対する協力
令和5年10月25日
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10月19日、アンティオキア県サント・ドミンゴ市に児童図書館を建設するプロジェクトにかかる供与式が、モンサルべ同市長、マルティネス全国公立図書館ネットワーク技術支援リーダー、当館の赤松書記官及び本地域の児童・生徒らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、児童図書館の建設により、同市の児童約3,600 人及び地域住民に安全・快適な読書・学習環境を提供し、基礎教育の強化、識字教育や読書習慣の形成を図ることを目的とするもので、日本政府は同施設を建設するための資金援助を行いました。
式典において、赤松書記官は、日本は「人間の安全保障」の理念の下協力を進めており、教育分野への支援は「人への投資」であり、この理念の実現のため極めて重要であると考えている、これまで日本はコロンビアの167市における児童図書館の建設を支援し、子ども・若者の教育の質を向上させてきた旨述べました。また、モンサルべ市長からは、多くの若者がこのようなスペースを渇望していた、以前は湿気やスペースの問題により本が失われていたが、我々はそのニーズに応える近代的な図書館を手に入れることができたとして、本支援に対する謝意が表明されました。さらに、マルティネス技術支援リーダーからは、本日は2003年以来全国に図書館を供与いただいている日本大使館への感謝の場であり、我々にとって非常に重要な日である、日本は図書館建設の分野において文化省の最も堅実で無条件の協力パートナーである、図書館が常に地域社会と共にあり地域社会に守られながら末永く活躍していくことを祈る旨の発言がありました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。