セサール県アグスティン・コダッツィ市の有機コーヒー集出荷・加工施設の建設に対する協力
令和5年12月18日
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12月12日、セサール県アグスティン・コダッツィ市にシエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ山脈・ぺリハ高原農家協会が運営する有機コーヒーの集出荷・加工施設を建設するプロジェクトの署名式が、同協会ロサノ理事長及びポロ理事会議長、髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、有機コーヒーの集出荷・加工施設の建設により、同地域産コーヒー豆の付加価値向上による農家100家族の所得向上を目的とするもので、日本政府は同施設の建設のための資金援助を行いました。
署名式において、髙杉大使は、和平の定着には、PDET(注:国内武力紛争の被害を大きく受けた地域を対象とした開発計画)地域をはじめとする農村部の包摂的な成長が不可欠と日本は考えており、そうした考えから、農村部における重要な生計手段であるアグロインダストリーの発展を積極的に支援している旨述べました。また、ロサノ理事長からは、日本大使館のおかげで同市、会員家族及び子どもにとっての夢であった施設を手にすることができる、武力紛争により大きな打撃を受けたコーヒー生産者のための活動を続け、子どもや若者が地方において平和な生活を送るための機会を提供することができるとして、本支援に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。