チョコ県バイア・ソラノ市の水産物貯蔵・加工施設の修繕に対する協力
令和5年10月12日
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10月10日、チョコ県バイア・ソラノ市の零細漁業組合が運営する水産物貯蔵・加工施設を修繕するプロジェクトの署名式が、ペルラサ財団法人全国生産センター理事長、小暮臨時代理大使及び同財団法人職員らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、老朽化が著しい水産物貯蔵・加工施設を修繕することで、組合員500 世帯に安全な労働環境を提供するとともに、水産物の貯蔵・加工によって所得を向上させることを目的とするもので、日本政府は同施設の修繕のための資金援助を行いました。
署名式において、小暮臨時代理大使は、日本は太平洋岸地域の開発、特に農業・水産業の開発に対する支援を重視しており、これまで草の根無償によりコロンビアの14県において24の農業・水産業開発プロジェクトを支援してきた、本プロジェクトによりチョコ県の零細漁業者の所得が向上し、地域の経済開発に繋がることを期待している旨述べました。また、ぺルラサ理事長からは、28年前に我々の機関が誕生した瞬間から、我々は日本からの技術支援の機会に恵まれ、JICAの協力により技術専門家から訓練を受けてきた、そして今日、希望と幸福と質の高い生活を、これらを強く必要としている人々に届けることで、太平洋岸地域に新たな歴史を刻もうとしている、同地域における貧困及び不平等の格差を是正することは現政権における課題であるとして、本支援に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。