コロンビア国内遠隔地へ出張医療を提供するための医療機材の供与
令和5年10月25日
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10月23日、コロンビア国内遠隔地へ出張医療を提供するボゴタ市のコロンビア市民航空パトロールに対して医療機材を供与するプロジェクトにかかる供与式が、イラゴリ同団体取締役会長、エストラダ同団体社長、当館の金子書記官及び同団体職員の出席の下、行われました。
本プロジェクトは、医療機材の整備により、国内の様々な遠隔地域の年間約15,000人の患者に安全かつ迅速な医療を提供することを目的とするもので、日本政府は医療用洗浄機、手術器具熱水消毒器等を整備するための資金援助を行いました。
式典において、金子書記官は、この度供与された機材により、国内遠隔地域の患者が地理的・経済的な制約を受けることなく、無料で医療・外科治療を受けられるようになることが期待されている、日本は「人間の安全保障」の理念の下、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の実現を目指しており、草の根・人間の安全保障無償資金協力によりコロンビアにおける130以上の保健分野のプロジェクトを支援してきた旨述べました。また、イラゴリ会長からは、本日これら機材の供与式を実施でき光栄に思う、コロンビアの遠隔地に住む多くの人々のためこれら機材は有効に活用されるだろうとして、本支援に対する謝意が表明されました。さらに、エストラダ社長からは、何十年もの間、我々は大使館及び日本の人々から数々の医療機材を支援いただいており、それにより我々の活動は強化されてきた、これら機材が供与されて以来、計51回の出張医療サービスを実施しており、12,000人以上が裨益している旨発言がありました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。