ウイラ県サン・アグスティン市の児童図書館建設に対する協力
令和6年3月15日
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3月7日、ウイラ県サン・アグスティン市の児童図書館建設プロジェクトにかかる供与式が、ムニョス同市長、マルティネス・ビジャルバ・コロンビア国立図書館長、日本大使館の大橋領事及び同市の児童・住民らの出席の下、行われました。
本プロジェクトは、児童図書館の建設により、約6,500人の児童・生徒の基礎教育を強化するとともに、35,997 人の市民に読書、学習及び文化活動のための適切な環境を提供することを目的としており、日本政府は、これら施設を整備するための資金援助を行いました。
式典において、大橋領事は、日本は、「人間の安全保障」の理念の下、「人への投資」として教育分野への支援は極めて重要であると考えており、本プロジェクトが、未来への投資として、子供・若者の教育の質の向上に寄与することを期待している旨述べました。これに対し、ムニョス市長からは、日本大使館の支援により念願の本拠地となる図書館を構えることができた、図書館は市民の文明と蛮行を分ける境界線であり、仲間づくり、精神的健康、そして学習の中心となるものである旨の発言があり、マルティネス・ビジャルバ館長からは、公共図書館法により、現在、公共図書館を有していない市は国内に1市のみとなった、本図書館は長年存続し地域社会に親しまれてきた偉大な図書館として評価され、2022年の国立公共図書館賞の最終選考まで残った我が国で最も重要な図書館のひとつであるとして、日本政府に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。