キンディオ県アルメニア市の4医療機関に対する医療機材の供与

令和6年2月29日

2月15日、キンディオ県アルメニア市のアルメニア市厚生会が運営する4医療機関に対して医療機材一式を供与するプロジェクトにかかる供与式が、パディジャ・アルメニア市長、コレア・アルメニア市厚生会会長、日本大使館の赤松書記官(開発協力班長)及びこれら病院の職員らの出席の下、行われました。

本プロジェクトは、救急治療、産婦人科医療、一般外来診療等に使用する医療機材一式の整備により、上記医療機関における年間約16,000件の症例に対し、迅速かつ精度の高い診断・治療を提供することなどを目的とするもので、日本政府はこれら機材を整備するための資金援助を行いました。

式典において、赤松書記官は、日本は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、アルメニア市においても8つのプロジェクトに対する支援を行ってきたが、中でも保健分野を重視しており、経済社会開発計画によるコロンビアの13県20病院への医療機材の供与、医療にかかるコールドチェーン強化を目的としたUNICEFとの連携プロジェクト等も行っている旨述べました。
また、パディジャ市長からは、日本大使館の支援により医療機材が整備されたことで、本病院の医療サービスが日々改善されている、本市南部の住民にとって本病院は重要であるため、今後も医療サービスは改善され続けなければならない旨の発言があり、コレア院長からは、日本政府の支援により整備できた胎児モニター、オキシメーター、胎児検知器、心電計等が、地域住民の病気の予防や治療の向上、特に救急医療、妊婦、子どもに関する医療の向上に役立っているとして、日本政府に対する謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。