令和5年度外務大臣表彰(羽田野 香里氏及びアドリアナ・ロルダン・ペレス氏)

令和6年1月9日
11月30日、メデジン市エアフィット大学において、令和5年度外務大臣表彰受賞者であるを発表しました。これを受け、羽田野香里氏(メデジン日本文化センター「春のひなた」共同代表)及びアドリアナ・ロルダン氏(元エアフィット大学アジア太平洋研究センター所長)への合同表彰式が行われました。

外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。

羽田野香里氏は、2009年から13年間エアフィット大学で日本語教師として教鞭を執り、日本語を学ぶ多くの若者を育成しました。同時に、メデジン日本クラブ代表として、日本語スピーチコンテストを開催し、日本語教育の普及・発展に尽力するとともに、数多くの日本文化行事を実施してきています。2022年に同氏が共同設立したメデジン日本文化センター「春のひなた」は、日本語教育のみならず同市における日本とコロンビアのクロスカルチャーの拠点となり、コロンビア人や在留邦人など、多くの市民に親しまれています。

アドリアナ・ロルダン・ペレス氏は、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科で国際関係学の修士号・博士号を取得し、エアフィット大学にて日本を含むアジア太平洋諸国とラテンアメリカ諸国の国際関係について20年にわたり教鞭を執りながら、太平洋同盟、アジアで活躍するラテンアメリカ企業、APECにおけるコロンビアなどをテーマに数々の研究成果を発表し、両地域間の学術交流を推し進めました。また、同氏は2007年に同大学内にアジア太平洋研究センターを設立し、コロンビアにおける日本・アジア研究の深化に寄与したばかりでなく、日・コロンビア二国間関係に関する講演を数多く行う等、日本・アジア事情の発信を続けています。
 
羽田野香里氏              

   アドリアナ・ロルダン・ペレス氏