コロンビアにおけるJICA海外協力隊40周年記念式典の開催

令和7年9月11日

   9月3日、首都ボゴタ市において、JICAのコロンビアにおける海外協力隊(JOCV)40周年を記念した式典が開催されました。同式典には、ラサラ外務省国際協力局長代理、ベタンクル大統領府国際協力庁(APC)長官、当館小暮臨時代理大使のほか、コロンビアで活躍中のJICA海外協力隊員や協力隊員の受入先、コロンビア在住の元隊員なども参加し、総勢100名以上が出席し、40年の歴史を祝いました。
 
   山田JICAコロンビア支所長、ラサラ外務省国際協力局長代理、ベタンクルAPC長官及び小暮臨時代理大使による祝辞では、40年間にわたる海外協力隊員の献身的な活動及びコロンビアの発展への大きな貢献が称えられるとともに、今後の更なる協力関係の強化及びJOCV活動の持続的な発展への期待が表されました。また、JOCV発足60周年及びコロンビア派遣40周年を記念したビデオも上映されました。
 
   式典では、コロンビア側の関係者の方々に日本の文化に触れていただく機会として、日本食や工芸品等の展示が設けられました。そして、海外協力隊員有志による剣道や居合いの演武、ソーラン節が披露され、日本とコロンビア両国の友好と信頼の深さを象徴するイベントとなりました。
 
   この40年間、JOCVは、単に技術や技能を提供するだけでなく、コロンビアの人々と共に生活し、喜びや困難を分かち合い、真の友情を育んできました。現地コミュニティの一員として課題解決に取り組む彼らの姿は、実践的で人間的なアプローチの大切さを示し、コロンビアの人々の心に深く刻まれています。隊員がコロンビアで培った経験は、帰国後も日本の地域社会の発展に活かされ、日本、コロンビア両国の人的交流を更に深め、持続可能な社会の実現に貢献しています。当館としては、今後もJICAと連携し、コロンビアとの友好関係を更に発展させ、両国の発展に貢献できるよう、積極的に支援を継続していきます。