ナリニョ県パスト市の5教育施設における浄水処理設備設置への支援
令和6年8月22日
![]() |
![]() |
![]() |
8月22日、日本大使館は、ナリニョ県パスト市の5教育施設に浄水処理設備を設置するプロジェクトの供与式を行いました。同供与式には、トロ同市長、ジェラ・マルコ・フィデル・スアレス学校長、日本大使館の斎藤書記官らが出席しました。
本プロジェクトは、浄水処理設備の設置により、同市の5教育施設の1,657人の児童・生徒及び154人の職員に、安全で飲用にも適した水を供給することで健康的・衛生的な生活環境を提供することを目的としており、日本政府は、これら設備を整備するための資金援助を行いました。
式典において、斎藤書記官からは、日本は、「人間の安全保障」を確保するためのコロンビアの人々の努力を支援すべく、また、近年は太平洋地域4県における開発が特に重要だと考えており、これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、ナリニョ県における31のプロジェクトを支援してきた旨述べました。また、トロ市長からは、日本のように先進的で尊敬される国が、我が国の子ども・若者の健全な成長・発達を思い、教育分野に関心を払ってくれていることを嬉しく思うとして、ジェラ校長からは、本校は地域住民のほか、県内の他の市町村、エクアドル、ベネズエラ等から来た多様な人々にも教育を提供しており、本プロジェクトにより裨益する全ての教育施設を代表して、今後も両国民の友好の絆がより強固なものとなることを願っているとして、日本政府に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。