マグダレナ川中流域における救急艇及び船外機の整備に対する協力

令和6年7月30日
                                        

7月17日、日本大使館は、コロンビア赤十字社サンタンデル支部(サンタンデル県バランカベルメハを中心とした3県5市で活動)に対する救急艇及び船外機の供与式を行いました。同供与式には、レオン・サンタンデル県競争力・生産性局長、マノサルバ・バランカベルメハ市保健局長、カレニョコロンビア赤十字社サンタンデル支部長、日本大使館の斎藤領事らが出席しました。

本プロジェクトは、救急艇、船外機等の整備により、マグダレナ川沿岸農村地域の住民約1,560 人に病院までの短時間で安全な移送及び移送中の適切な応急処置を提供し、救急医療サービスを改善するすることを目的としており、日本政府は、これらを整備するための資金援助を行いました。

式典において、斎藤領事からは、本件供与の趣旨として、日本は本プロジェクトが「人間の安全保障」及び「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の実現に資するものと期待している旨述べました。また、レオン局長からは、本支援は本全域の医療サービスを強化するとともにタイムリーな医療提供を可能とし、本県がより安全で豊かでアクセスの容易な県になると確信しているとして、日本政府に対する謝意が表明され、カレニョ支部長からは、本日は我々が日本大使館と力を合わせてプロジェクトを完了し、このような医療体制を持つことができた特別な日である旨の発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。