ベネズエラ難民・移民に対する保護、人道支援及び社会経済的包摂確保計画(UNHCR連携)
令和7年1月8日
![]() |
![]() |
![]() |
12月20日、コロンビア外務省において、ムリジョ・コロンビア外務大臣、ジラール当地国連難民高等弁務官事務所(ACNUR)所長の出席の下、無償資金協力「ベネズエラ難民・移民に対する保護、人道支援及び社会経済的包摂確保計画」の立上げ式典が行われました。
ベネズエラの情勢により、770万人以上の避難民、特に、その大部分の660万人以上がコロンビアなどの近隣諸国に流出しています。日本は、ベネズエラから多くの難民・移民を受け入れているコロンビア政府の努力を高く評価しており、そのため、コロンビアに対し、UNHCRを通じた約300万米ドルの支援を決定しました。
式典において、ムリジョ外務大臣からは、コロンビアにおいては、より良い治安及び社会・経済的条件を保障し、地域社会に尊厳ある生活を提供するために、大きな投資が必要である中、アンティオキア県、チョコ県、アラウカ県、アトランティコ県等における難民・移民の保護活動のための本支援に関し、ペトロ大統領及びマルケス副大統領に代わり、日本政府及びUNHCRに感謝申し上げるとの発言があったほか、ジラール当地UNHCR事務所長からも、我が国の協力に対する深い謝意が示されました。
髙杉駐コロンビア大使からは、日本は、難民・移民、子ども、女性といった社会的弱者を支援するためには、人道支援のみならず、包摂的な開発、平和構築への取組が重要であるとの考えから、人道支援・開発・平和(HDP)の連携(ネクサス)を重視しており、本支援は、2023年12月のグローバル難民フォーラム(GRF)で表明したHDPネクサスのマルチステークホルダー・プレッジの一環をなすものである旨述べました。