バジェ・デル・カウカ県カリ市の学校施設の改修に対する支援
令和7年2月21日
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2月14日、ダサ・ポピュラー教育財団理事長と髙杉駐コロンビア大使の間で、バジェ・デル・カウカ県カリ市のリセオ・デ・ラ・アミスタッド学校の施設改修にかかる草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約(G/C)の署名が行われました。
同プロジェクトは、スロープ、階段及び歩道を設置・改修することで、移動が困難な車椅子利用者、視覚障害者、高齢者等を含む本校利用者約3,358 人が、教育をはじめとする各種活動を安全かつ円滑に行えるようにすることを目的としています。
署名式では、髙杉大使から、本件協力の意義として、教育は、人々に自ら考える力を与え、更には対話を通じて他者や他文化を理解する力を育むとともに、人間の潜在的な能力の開発を促し、貧困からの脱出し発展していくための基盤づくりに大きな役割を果たす、そのため、日本は自身の発展の経験にも鑑み、教育分野の協力を「人への投資」として重視している、また、日本は、誰ひとり取り残さない包摂性を重視しており、障害者を含め誰もが平等に教育を受けられることが大切と考えている旨述べました。
これに対し、ダサ理事長からは、日本は1989年から草の根・人間の安全保障無償資金協力による782件、66百万ドル以上の支援を実施しコロンビア社会の発展に貢献しており、この度我が校も支援を受けられることを心から光栄に思う、本プロジェクトが我が校のインフラ設備を改善し、包摂的な教育環境の実現に向けた重要な一歩になると確信しているとして、日本政府に対する謝意が表明されました。