ボリバル県アチ市の学校校舎建設への支援

令和6年9月11日
                                        

9月11日、日本大使館は、ボリバル県アチ市のグアカマジョ学校に新たに校舎1棟及び女子トイレ1か所を建設するプロジェクトの署名式を行いました。同署名式には、アライ下院議員、グスマン・アチ市長、サンチェス教育省幼児・初等・中等教育担当副大臣事務所顧問、小暮臨時代理大使らが出席しました。
 
本プロジェクトは、学校校舎及びトイレの建設により、児童・生徒及び職員358人のために適切・安全な学習・衛生環境を確保することを目的とするものです。

式典において、小暮臨時代理大使からは、日本は、教育分野における協力を「未来への投資」として重視しており、「人間の安全保障」を確保するためのコロンビアの人々の努力を支援すべく、これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、コロンビアにおける400の教育分野のプロジェクトを支援してきた旨述べました。また、ボリバル県選出のアライ議員からは、日本の支援により教育施設及び学習機会の不足が改善されつつある、本プロジェクトは未来への投資であり生徒一人ひとりの幸福への投資である旨、グスマン市長からは、同学校では多くの子どもが木の下で授業を受けているが、我々全員が連携し取り組めば教育を向上させることができる旨、サンチェス顧問からは、違法武装組織による強制的なリクルート等の現実に立ち向かっている子どもがいる中、適切な学習環境の提供を可能とする本支援は重要な貢献である旨の発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。