トリマ県ロビラ市の児童図書館建設への支援 (草の根・人間の安全保障無償資金協力)
令和7年2月7日
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2月4日、コレア文化大臣、マルティネス=ビジャルバ国立図書館館長、グアルテロ・ロビラ市長、髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、トリマ県ロビラ市に児童図書館を建設するプロジェクトの署名式が行われました。
同プロジェクトは、ロビラ市への新たな児童図書館の建設により、同市の子ども約7,000人を含む約22,200人の市民に、読書、学習及び文化活動を行うための適切な環境を提供することを目的としています。
式典において、髙杉大使からは、日本自身の発展の経験に鑑み、児童図書館の建設は、包摂的な経済社会開発のために不可欠な「人への投資」として、子どもや若者に対する教育の基盤をなすものと考えており、また、教育は、一人ひとりが自らの才能や能力を十分に伸ばし、尊厳をもって生きるための道を開くものでもあるとして、そのような考えから、日本は、1999年から、文化省及び国立図書館と連携し、コロンビア全土168の自治体における児童図書館の建設を支援してきたところ、ロビラ市での建設は169番目の協力となる旨述べました。
これに対し、コレア文化大臣は、20年以上にわたって展開されてきた日本の図書館建設への協力は、読書への取組を深めていく上で重要なものであり、ロビラ市の子どもが本や知識へ繋がる場所を得て成長していくことを期待する旨、また、グアルテロ市長は、本支援により整備される施設にさらに多くの市民が訪れ、本市の全ての子どもや青少年に利用される環境を整備できるよう尽力したいとして、日本政府に対する深い謝意が表明されました。