マグダレナ県シエナガ市セバヒンチ地区の消防分署建設等への支援
令和6年9月3日
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9月3日、日本大使館は、マグダレナ県シエナガ市セバヒンチ地区の先住民コギ族の自主消防団が活動を行うための消防分署を建設するとともに、消防機材を整備するプロジェクトの供与式を行いました。同供与式には、ガルシア情報通信技術省デジタル変革次官、ペニャ国家消防庁長官、メヒア・カルダス県リオスシオ市ボランティア消防団長、ドゥラン・シエナガ市ボランティア消防団長及び日本大使館の髙杉書記官らが出席しました。
本プロジェクトは、消防分署の建設及び消防機材の整備により、地域の防災体制・能力を強化し、先住民等約2,000人の住民の安全を確保することを目的とするものです。
式典において、髙杉書記官からは、日本は、災害・緊急事態対応に関する豊富な経験・知見を有し、当該分野の支援を重視しており、これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、コロンビアにおける10の消防署の建設、中古消防車の供与等のプロジェクトを支援してきた旨述べました。
また、ペニャ長官からは、これら全ての農村地域への投資は、「全面和平」を達成するための戦略であり、この消防分署がシエラ・ネバダ山脈の心臓であるシエナガ市の管轄内にあることを誇りに思う旨、メヒア団長からは、アマソナス県、ラ・グアヒラ県、ビチャダ県等に存在する15の先住民消防団を代表して心からお礼申し上げる旨、ドゥラン団長からは、本プロジェクトはシエラ・ネバダ山脈の麓で発生した大規模火災を契機に生まれたものであり、本日、消防訓練を行い緊急事態に対処するための施設を整備するという夢が叶った旨の発言がありました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。