セサル県アグスティン・コダッツィ市内の有機コーヒー集出荷・加工施設建設への支援
令和6年8月28日
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8月28日、日本大使館は、セサル県アグスティン・コダッツィ市のシエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ山脈・ぺリハ高原農家協会が運営する有機コーヒー集出荷・加工施設を建設するプロジェクトの供与式を行いました。同供与式には、ロサノ同協会長、バケロ同市長、オソリオ・コロンビア・コーヒー生産者連盟(FNC)セサール県事務局長、日本大使館の髙杉書記官らが出席しました。
本プロジェクトは、有機コーヒーの集出荷・加工施設の建設により、本地域産有機栽培コーヒー豆の付加価値を向上し、100家族400人の農家の所得を向上させることを目的とするものです。
式典において、髙杉書記官からは、日本は、和平の定着や持続的な社会経済発展のため農村開発が重要であるとの考えの下、農業分野における協力を重視しており、これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力や無償資金協力「経済社会開発計画」を通じて、コロンビアにおける多くのプロジェクトを支援してきた旨述べました。また、ロサノ会長からは、本プロジェクトは、規律、チームワーク、自然への敬意といった価値観を共有する両国の文化の融合を象徴するもので、本施設により我々農家は新たな市場にアクセスし競争力を向上させる可能性を手にすることができた旨、バケロ市長からは、日本は規律、秩序、発展及び進歩とともに国際協力・協調を特徴とする国であり、本プロジェクトは農家をはじめとする本地域の様々な組織に利益をもたらすものである旨、オソリオ局長からは、このようなプロジェクトは真の農村開発に貢献するものであり、FNCを代表し日本政府及び本協会に謝意を表する旨の発言がありました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。