アンティオキア県ダベイバ市における地雷除去活動への支援
令和7年3月8日
![]() |
![]() |
3月4日、ラミレス国際協力庁(APC)二国間協力課長、コルテス大統領府対人地雷包括的行動(AICMA)国際協力アドバイザーらの出席の下、セルナ・コロンビア地雷除去活動団代表と小暮臨時代理大使の間で、アンティオキア県ダベイバ市における地雷除去にかかる草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約(G/C)の署名が行われました。
同プロジェクトは、同市カニャべラレス・アンタド先住民保護区の約9,000 m2に残留する対人地雷を除去することで、孤立した同地域住民の安全を確保し生活環境を改善し、対象地域外への移動、農産物の販路拡大等を可能とすることで、同地域における生活水準の向上及び開発・経済活動の促進を図ることを目的とします。日本政府は同プロジェクトに対し約3,870万円の支援を行いました。
署名式では、小暮臨時代理大使から、「日本は1954年以来一貫して平和国家として開発協力を行ってきた。特に、人道的な地雷除去活動に対する支援を重視しており、2001年から、コロンビア政府への地雷除去機材の供与、地雷除去NGOの活動支援、JICAによるコロンビア政府の地雷除去能力強化、日本・コロンビア・カンボジアの三角協力等の技術協力等、様々な形で総額約700億ペソの支援を行ってきた。」旨述べました。
これに対し、セルナ代表からは、「同保護区の人々にとって日本は遠い存在だが、本支援を通じて心の中では身近な存在になるだろう。コロンビアの人道的地雷除去活動に目を向け、その必要性を理解くださったことに感謝申し上げる。」旨の発言がありました。また、ラミレス課長からは、「これまでの日本の協力のおかげで、広域における地雷除去が進み、地域社会の経済的・社会的発展が促進された。その変化は紛争の影響を受けた人々に希望、安全、そして新たなチャンスをもたらした。」旨の発言が、コルテス国際協力アドバイザーからは、「本プロジェクトの署名は、コロンビアの平和・開発・人道支援活動に対する日本政府の確固たる貢献を示すものである。」旨の発言があり、日本政府に対する謝意が表明されました。