コルドバ県モンテリア市内の児童学習センター食堂建設支援
令和6年8月28日
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7月31日、ア・ラ・ルエダ・ルエダ財団が運営するコルドバ県モンテリア市内の児童学習センターに食堂を建設するプロジェクトの供与式が行われました。同供与式には、バルギル同財団理事長、髙杉駐コロンビア大使らが出席しました。
同センターは、社会的弱者の子どもや若者の健全な育成に貢献することを目的に、音楽、美術、ダンス、スポーツ等の活動の場を無償で提供するとともに、食事も支給している。子供たちが使用する食堂の整備により、同センターを利用する800名近くの子どもに適切に食事を提供できるよう、日本政府は、食堂を整備するための資金援助を行いました。
式典では、髙杉大使からは、日本は、教育分野における協力を「未来への投資」として重視しており、一人ひとりが恐怖と欠乏から免れ、尊厳を持って幸福に生きることができる「人間の安全保障」を確保するためのコロンビアの人々の努力を支援すべく、これまでコロンビアにおいて400以上の教育分野のプロジェクトを支援してきており、本プロジェクトが本食堂を利用する子どもの健全な成長に寄与することを期待する旨述べました。また、バルギル同財団理事長からは、本施設を利用する子どもが、清潔で雨に濡れることなく、テーブルに座って食事できる場所を遂に手に入れることができるようになるとして、日本政府に対する謝意が表明されました。同式典には、センターに通う多くの子供たちが参加し、日本大使館一行の来訪を歓迎するとともに、同センターの青少年交響楽団による地元音楽の演奏や同センターで学んでいるダンス教室の生徒によるダンスの披露等が行われ、その後、バルギル理事長及び髙杉大使により、食堂に設置された、日本の支援であることを示す銘板の除幕式が行われました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。