ナリーニョ県クンバル市の4医療施設に対する医療機材の供与

令和6年8月21日
                                        

8月21日、日本大使館は、ナリーニョ県クンバル市のクンバル市病院が運営する4医療施設に対する医療機材の供与式を行いました。同供与式には、タピエ同市長、パグアイ同病院長、日本大使館の斎藤書記官らが出席しました。

本プロジェクトは、同病院(拠点センター)及び同病院が運営する3つの診療所に医療機材を整備することで、本市の住民約40,000人に対する医療サービスの質を改善することを目的としており、日本政府は、これら機材を整備するための資金援助を行いました。

式典において、斎藤書記官からは、日本は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現のため、保健分野における協力を重視しており、本プロジェクトを通じ、本市の広域を対象とする本病院の医療サービスの質が改善されることを期待している旨述べました。また、タピエ市長からは、我々は中央政府と手を携え、全面和平、地域の平和、特に過去数年間紛争に苦しめられてきた本市の平和のため全力を尽くしており、日本政府からのこのような支援は非常に重要であるとして、パグアイ院長からは、クンバル市病院及び各診療所に配備されたこれらの機材により、我々のコミュニティは質の高い医療を迅速に受けることができるとして、日本政府に対する謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。