カルダス県ベラルカサル市の病院への医療機材の供与
令和7年10月21日
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10月8日、カルダス県ベラルカサル市にあるサンホセ病院のチカ院長と髙杉駐コロンビア大使の間で、同病院に最新の医療機材を供与するプロジェクトの贈与契約の署名式が行われました。同署名式には、ロンドニョ下院議員(下院コロンビア日本友好議員連盟会長) 、ラミレス・ベラルカサル市長、ベドジャ・ベラルカサル市議会議員ほかも出席しました。
このプロジェクトは、3つの超音波トランスデューサを備えた3D超音波診断装置及び生化学自動分析装置の整備することで、年間約43,000人の患者に対し、より適切で迅速、かつ安全な医療サービスを提供することを目指しています。
日本は、健康が人々の生活の基盤であり、それが安定することで社会全体の発展につながるとの考えから、保健分野の協力を重視しており、日本の知見や技術を活用し、相手国の状況に合わせた支援を行うことで、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成等、国際的な保健医療の向上を目指しています。署名式の中で、髙杉大使からは、コロンビアの人々が健康で豊かな生活を送るための努力を支援できることを大変誇りに思う旨述べ、ロンドニョ下院議員(カルダス県選挙区)からは、コロンビアの医療サービスが危機的状況にある中、日本政府の支援に深く感謝、この協力は希望と喜びをもたらすものであるとして、大使館の取組に深く謝意が示されました。
さらに、ラミレス市長は、今回の最新医療機器の供与により、地域医療体制が強化され、市民だけでなく周辺地域にも大きな恩恵をもたらすと述べ、チカ院長からは、この支援によって病院の医療の質が向上し、地域社会に明るい未来をもたらすものと日本政府に対する謝意が表明されました。
本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等、人々の基本的ニーズに応えるために、NGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力の一環として実施されます。日本は、コロンビアの人々が健康で安心して暮らせる社会づくりを目指し、積極的に支援を続けていきます。