カルダス県アンセルマ市の病院に対する医療機材の供与

令和6年9月18日
                                        

9月12日、日本大使館は、カルダス県アンセルマ市の医療法人アンセルマ市サン・ビセンテ・デ・パウル病院に対し医療機材を供与するプロジェクトの署名式を行いました。同署名式には、ロンドーニョ下院議員、レイナ同市長、ドゥケ同病院長、小暮臨時代理大使らが出席しました。

本プロジェクトは、歯科、救急科、産婦人科及び一般病室で利用される医療機材一式の整備により、年間計延べ約21,690人の患者に適切・迅速・安全な医療サービスを提供することを目的とするものです。

式典において、小暮臨時代理大使からは、日本は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現のため、保健分野における協力を重視しており、これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、コロンビアにおいて146の保健分野のプロジェクトを支援してきたほか、経済社会開発計画により、コロンビアの15県22病院における医療機材整備のための支援も行っている旨述べました。また、カルダス県選出のロンドーニョ議員からは、本支援は常にコミュニティの幸福に焦点を当てている日本のコミットメントを示すものであり、この美しいコロンビアの地方に真の関心を示していただいたこと、また、結束と互いの尊重に基づく強い絆を築くための大使館の継続的な取組に深く感謝する旨発言がありました。さらに、レイナ市長からは、日本とカルダス県との交流・協力の歴史は20年以上にわたり、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて本県の発展に大きく貢献してきた旨、ドゥケ院長からは、皆様の善意は人々の心に届き、彼らの生活環境を改善し、希望を与えるものである、真の強さは国家間の連帯・協力にあることを教えてくれた日本に感謝する旨発言がありました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。