スクレ県コロサル市の病院に対する医療機材の供与

令和5年12月29日
12月22日、スクレ県コロサル市の医療法人ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラス・メルセデス・デ・コロサル第2レベル地域病院に対して医療機材を供与するプロジェクトにかかる供与式が、エルナンデス同病院長、日本大使館の赤松書記官(開発協力班長)及び同病院の職員の出席の下、行われました。

本プロジェクトは、超音波診断装置、麻酔器及び分娩監視装置の整備により、これら機材を利用する年間延べ約22,000人の患者に適切な医療を提供することを目的とするもので、日本政府はこれら機材を整備するための資金援助を行いました。

式典において、赤松書記官は、日本は、「人間の安全保障」の理念の下、誰一人取り残されることの無いようにするため、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の実現を目指しており、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、コロンビアの様々な県における130以上の保健分野のプロジェクトを支援してきた旨述べました。また、エルナンデス院長からは、本供与により、当院が受け入れている約25万人の住民に対するより質の高い医療サービスの提供が可能となるとともに、病院そのものの運営・維持に大きな助けとなり、患者のみならず医療従事者にも利益がもたらされたとして、本支援に対する謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われたものです。