リサラルダ県アピア市の病院に対する歯科用機材の供与

令和6年9月19日

9月12日、日本大使館は、リサラルダ県アピア市の医療法人アピア市サン・ビセンテ・デ・パウル病院に対し歯科用機材を供与するプロジェクトの署名式を行いました。同署名式には、オジョス同市長、ポサダ同病院長、リベラ・コロンビア下院第二委員会事務局長、小暮臨時代理大使らが出席しました。

本プロジェクトは、歯科ユニット、オートクレーブ等歯科用機材一式の整備により、年間延べ約7,500 人の患者に加え、新たに年間延べ約120 人の患者に適切・安全な歯科医療サービスを安定的に提供することを目的とするものです。

式典において、小暮臨時代理大使からは、日本は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの実現のため、保健分野における協力を重視しており、これまで草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、コロンビアにおいて146の保健分野のプロジェクトを支援してきたほか、経済社会開発計画により、コロンビアの15県22病院における医療機材整備のための支援も行っている旨述べました。また、オジョス市長からは、本支援により、本市の全住民にとって非常に重要な本市唯一の医療機関である本病院を強化できる旨、ポサダ院長からは、本支援のおかげでより広い地域の人々にサービスを提供できるようになり、移動が困難な人々も本病院でサービスを受けられるようになる旨発言があり、リベラ事務局長からは、日本はこれまでも困難を抱えている全ての自治体と協力し人々が前進できるよう支援してきたとして、日本政府に対する謝意が表明されました。

本プロジェクトは、保健、教育、インフラ等人々の基本的ニーズに応えるためにNGOや地方公共団体が実施するプロジェクトに対して資金援助を行う、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力により行われるものです。