無償資金協力「経済社会開発計画」(ボゴタ市での保健・医療機材供与式の実施)

令和5年7月31日

7月26日、ボゴタ市において保健・社会保障省に対する移動式レントゲン撮影装置の供与式が、マルティネス保健・社会保障省次官、パラ同省官房長、キニョネス・コロンビア国際協力庁ニーズ管理部長及び髙杉駐コロンビア大使らの出席の下、行われました。

本件機材供与は、コロンビアの感染症対策及び保健・医療体制の強化のため、医療機材の整備を支援する目的で、コロンビアの13県20病院に対し、移動式レントゲン撮影装置、ベッドサイドモニター等を供与する無償資金協力「経済社会開発計画」(供与限度額:5億円)の一環です。その第1弾として行われた7月1日のマイカオ市での供与(https://www.colombia.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20230701Guajira_01.html)に続き、本式典では、富士フィルム社製の移動式レントゲン撮影装置Go PLUS6台がベネズエラ国境付近及び太平洋地域を含む6県の病院に供与されました。
 
式典において、髙杉大使は、本供与はベネズエラ国境地域や太平洋地域を含むコロンビアの保健・医療システムの強化に寄与するものである、日本は、より強靱で公平で持続可能な「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」を実現すべく、保健・医療分野での国際協力を実施してきており、本支援がコロンビアの感染症対策及び保健・医療体制の強化に寄与することを期待する旨述べました。また、マルティネス次官は、コロンビアは変革期を迎えており、政府は特に地方における保健及び医療へのアクセスを保証するために保健システムの変革に取り組んでいる中、本供与は極めて重要なものであると述べ、本支援に対する謝意が表明されました。