無償資金協力「経済社会開発計画」(グアイニア県イニリダ市での保健・医療機材供与式の実施)
令和5年10月2日
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9月27日、グアイニア県イニリダ市のインテルクルトゥラル・レナセール県立病院において、移動式レントゲン撮影装置の供与式が、イラル同県知事、ロペス同県保健局長、アスカラテ同市保健局長、バエナ同病院長及び当館の赤松書記官らの出席の下、行われました。
本件機材供与は、コロンビアの感染症対策及び保健・医療体制の強化のため、医療機材の整備を支援する目的で、コロンビアの13県20病院に対し、移動式レントゲン撮影装置、ベッドサイドモニター等を供与する無償資金協力「経済社会開発計画」(供与限度額:5億円)の一環です。7月1日のマイカオ市での供与(https://www.colombia.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20230701Guajira_01.html)に続き、7月26日にボゴタで供与式を行った(https://www.colombia.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20230731saludjp.html)富士フィルム社製の移動式レントゲン撮影装置Go PLUS6台のうち1台が同病院に供与されました。
式典において、赤松書記官は、この移動式レントゲン撮影装置の供与は、日本からの155億ペソにのぼる無償資金協力により国内20病院の保健・医療体制を強化するプロジェクトの一環であり、感染症の治療・検出の改善をはじめ、本市の保健・医療システムの強化につながることを期待する旨述べました。また、イラル知事からは、本県はこのような医療機材を強く必要としており、本支援により本病院の対応能力が大きく向上し、患者に対してより良い医療の提供が可能となるとして、日本政府に対する謝意が表明されました。さらに、アスカラテ局長からは、供与いただいた移動式レントゲン撮影装置は解像度が高く非常に優れた技術を持つもので、本県の人々のために長きにわたり役立つものとなる旨の発言があり、バエナ病院長からは、本支援は先住民が多い本県に適切な医療サービスを提供するために非常に重要なものであるとして、本支援に対する謝意が表明されました。